今まで見た映画レビューブログ

鑑賞した映画の個人的感想ブログです。映画を見る際の参考にしていただけると嬉しいです

ジュラシック・パーク3 の感想

 
 

ジュラシックパークから無事脱出したグラント博士。
相変わらず化石発掘をしながら生活していたが、ある日そこへ恐竜が生息する島を飛行機でガイドしてほしいという富豪の夫婦がやって来た。
例により資金を稼ぐために引き受けたグラント博士だったが、夫婦は全く恐竜には興味がない様子で、しきりに何かを探している──。

 

<総評>
スリル・★★★★☆
痛さ・★★☆☆☆
ストーリー・★★★☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

全作ジュラシックパークの主人公、グラント博士が再び登場。
相変わらず化石発掘貧乏で、資金につられて富豪夫婦のガイドを引き受けるも、実はその夫婦は離婚しており、パラグライダー(のようなもの)で行方不明になった息子を探すためだった。
しかも夫婦は金持ちでもなんでもなく、旦那はただの塗装屋(だったかな?)だった……という話。助手は前回のエリーではなく、若いビリーという青年。
飛行機で逃げようとするも恐竜に襲われ、息子のエリックを探しつつも島から脱出しようとするストーリー。
途中、ある理由からラプトルに執拗に追われることになります。
行方不明になって2ヶ月近くも1人で生存していたエリックが優秀。
そして恐竜達も頭が良くなっています。
ホルマリン漬けのフリをしたり、隙間を見つけて入り込もうとしたりするなんて犬や猿以上の知能。敵としては新しく登場したプテラノドンも良い味出しています。
ちょっとだけ痛々しいシーンがあるのでやや注意。

ロストワールド の感想

 

前作に登場したマルコム博士が主役。
ジュラシックパークが大きな事故で開園不可となってしまい、ハモンドの会社は倒産の危機に陥っていた。
甥はそれを回避する為に恐竜達を見せ物にしようと計画するが、それに反対したハモンドは、マルコムに探検隊に同行してもらう様に頼む。
しかし前回の件で恐竜に強い恐怖心を持っていたマルコムはそれを断るが、恋人のサラがすでに現地に行ったと聞かされ、再び恐竜達の島へ向かう。

 

<総評>
スリル・★★☆☆☆
グロさ・★☆☆☆☆
ストーリー・★★★☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

ジュラシックパークシリーズの第2段。
前作でなかなかキャラが濃かったカオス理論のマルコム博士が主人公の作品。吹き替えは前作同様、安定の大塚芳忠さん。
ロストワールドは、前作に比べてやや怖い(スリル的な意味で)シーンが多い。そして恐竜達の頭が良い。
そしてアメリカンジョークが冴えてる。
死にそうな時に「他に何が欲しい?」と聞かれてハンバーガーにアップルパイ(吹き替え版の台詞ですが)なんて邦画では言えないし、言ってもきっと面白くないですよね。
この映画に出る恐竜は(覚えている限り)
・ティラノザウルス
・ステゴサウルス
・パキケファロサウルス
・トリケラトプス
・ラプトル
・プテラノドン

など。

 

原作はこちら

 

 

ジュラシック・パーク の感想

 

貧乏な古生物学者のグラント博士は、恋人で研究助手のエリーと共に恐竜の化石の発掘をしながらも、苦手な子供達や観光客を相手に恐竜のレクチャーを行っていた。
ある時そこへ大富豪のハモンドが現れ、製作中のパーク(遊園地)の視察に来てほしいと頼まれる。あまり乗り気ではなかったが、向こう3年分の発掘資金を出すと言われ、資金繰りに困っていたアラン達はそれを受ける。パークには他にもカオス理論を唱える数学者のマルコムと、ハモンドの孫のレックス・ティム、ハモンドの顧問弁護士のジェローナが来ていた。
ハモンドが琥珀に閉じ込められた蚊の体内から採取した恐竜の血液から蘇らせた恐竜を前に、人々は歓喜するが、人類の科学は野生の恐竜達にあっけなく破れるのだった。

 

<総評>
スリル・★★★☆☆
壊さ・★★☆☆☆
ストーリー・★★★☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

有名なジュラシックパークシリーズ第1段。
テレビでも何度も再放送されているお馴染みの映画です。
監督はスティーブン・スピルバーグ。
1993年の映画で、恐竜は全てCGですが、17年前の映画だとは思えないクオリティ。
恐竜も違和感なく映像に溶け込んでおり、俳優達の演技も素晴らしいです。
職員が、恐竜の遺伝子を狙う悪い奴にそそのかされ、それを売るためにパークのセキュリティを切ってしまう。
そのせいで視察していた上記の登場人物達が危機に晒される──というストーリー。
相手は肉食恐竜なので、人が食べられたりと多少怖いと思えるシーンはありますが、血は出ないですし襲われ方もグロくはない(パクっと食べられる感じ)ので、子供と見ても大丈夫だと思います。
なお、作中に出てくる恐竜は、覚えている限り
・ティラノザウルス
・Tレックス
・ラプトル
・トリケラトプス
・ディロフォサウルス
などの有名どころが多数いました。
この映像を見るといつも、日本の回すタイプのドアノブなら恐竜も開けられないのになと思います。

 

原作はこちら

 

 

レオン の感想

 

殺し屋のレオンはある日、同じアパートに住むマチルダという少女が鼻血を出しながら泣いている所に出会す。
ハンカチを貸してあげたのをきっかけにマチルダはレオンに懐き、毎日買う牛乳を買いに行くお使いを申し出る。
マチルダの家は複雑で、母親は継母、父親はロクデナシで異母姉からは虐待を受けており、幼い弟にしか心を開いていなかった。
マチルダがお使いに行っている間、家に麻薬取締局の刑事がやって来て、家族を全員殺してしまった。運良く難を逃れたマチルダは、家族の死体を横目に通り過ぎ、隣人のレオンの家族のフリをして助けを求める。


<総評>
スリル・★★★☆☆
アクション・★★☆☆☆
ストーリー・★★★★☆
キャラ・★★★★☆
ディスク版吹き替え・有

 

フランスとアメリカの合作映画。

1994年と古めですが、有名なので知ってる人はたくさんいるでしょう。
助けを求めてきたマチルダ(ナタリー・ポートマン)とレオン(ジャン・レノ)の関係は、親子愛のようでもあり、年の離れた恋人のようでもあります。
個人的に好きなのは、悪役スタンフィールド(ゲイリーオールドマン)のキャラ。いっちゃってる感じが良い味出してますね。
鼻唄歌いながら射殺したり、クラシックが好きだとか言っていたり。
残念なのがテレビ版とディスク版で吹き替え声優が違うところ。
私はスタンの声優は、安原義人さんを推します!
ディスク版は山寺さんです。
レオンは大塚明夫さんでした。

座頭市(2003年)の感想

 

盲目の按摩(マッサージ師)をしながら旅をしている市(基本的には按摩さん、としか呼ばれません)は、とある町にやって来た。そこは銀蔵一家というやくざに支配されており、町の人々は苦しい生活をしていた。
偶然知り合ったおうめの家に居候する事になった按摩さんは、賭場や酒屋を行き来しているうちに、親の敵を取るために旅をしている芸者の姉妹に出会う。姉妹の話から、親の敵がこの町を支配している銀蔵一家と扇屋だと知った按摩さんは、代わりに敵を取る。

 

<総評>
スリル・★★☆☆☆
アクション・★★★★☆
ストーリー・★★★★☆
グロさ・★★☆☆☆

 

ビートたけし(北野武)主演監督映画。
役者にはガダルカナルタカ、岸部一徳、浅野忠信、早乙女太一など豪華な顔触れ。
ラストのタップダンスは一時期有名でしたね。
所々リズムを取ったりと、時代劇だけど現代風な演出が多々あります。
アクションも中々良く、刀さばきがスカッとします。

そこまでグロくはないですが、血が吹き出すシーンが多々あるので注意。ストーリーはしっかりしており、強い者が悪を倒して弱気を助けるという感じです。
最後のタップダンスは、個人的には好きです。

セブン の感想

 

ベテラン刑事のサマセットは、退職間際に新人刑事のミルズと組む事になった。
最後は穏やかに退職を迎えたいと望むサマセットだったが、ある殺人現場へ急行する様に命じられる。そこで見たのは、スパゲティに顔を埋めて死んでいる肥満の男だった。
勝手に食い過ぎて死んだんだろうと呟くミズルだったが、死体は両手足を拘束されており、犯人に無理矢理食事をさせられていたと気付き──。

 

<総評>
スリル・★★★☆☆
グロさ・★★★☆☆
ストーリー・★★★☆☆
ラスト・★★☆☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

セブン──つまり、七つの大罪をモチーフにした映画です。
七つの大罪とは、カトリックの用語で


①傲慢
②物欲
③嫉妬
④怒り
⑤色欲
⑥大食
⑦怠惰


を指します。よくアニメや映画、ゲームの設定でも使われますね。
鋼の錬金術師でも、ホムンクロス達が七つの大罪をモチーフにしています。初期の有名どころではラストが色欲、グラトニーが大食、エンヴィーが嫉妬などです。
話は戻して、初めはただの猟奇殺人だと思われていましたが、現場に残されていた『GLUTTONY(大食)』や『GREED(物欲)』と書かれたメモから、犯人は七つの大罪をなぞって殺人を犯しているのだと気付きます。
サマセット役はモーガン・フリーマン、ミルズ役はブラッド・ピット。
役名は伏せますがケヴィン・スペイシーも出演しています。
モチーフは映画やマンガなどで馴染み深い七つの大罪で、その表現の仕方もなかなか分かりやすい。ホラー要素もサスペンス要素も高いですが、物語性としてはやや足りない。オチがイマイチで、犯人の動機や正体が全く不明なんですよね……。なかなかにすっきりしない作品でした。

ショーシャンクの空に の感想

 

銀行員のアンディは、妻殺しの罪を着せられ、無実だが終身刑に。
彼が収容されたのは、極悪人ばかりが揃っているショーシャンク刑務所。
そこで調達屋のレッドや、悪徳刑務官などと出合い、自らのスキルや人徳でショーシャンク刑務所を変えていく。

 

<総評>
スリル・★☆☆☆☆
感動・★★★☆☆
ストーリー・★★★☆☆
キャラクター・★★☆☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

有名なショーシャンクの空にです。
有名ですが、名作か否かは賛否両論。
良い話だと言う人もいれば、大した話じゃないのになんでそんなにと言う人もいる。
個人的には、受刑者を事故死に見せかけて虐待する悪徳刑務官を手懐けたり、受刑者達に学をつけたりするシーンは結構好きです。
あと、カラスを飼っていた最年長のおじいちゃんが仮釈放されるシーンも。
昔は悪だった男も、長く刑務所にいれば愛着を持ち、外の世界から遮断されれば出るのが怖くなる。
刑務所に居たいと思うようになる、というのは、逮捕されたことはないけれど、少しわかるような気もします。
刑務所系の映画やドラマを見ていつも思うのが、タバコなどの品を持ち込む時はすごく慎重にやるのに、なんでそのあとは平気で使ったり吸ったりしているんだということ。
見つかったらルートを探られて大変なことにならないのだろうか。
あと、なんでゲイは必ずいるんだろうか。

リアルスティール の感想

 

元プロボクサーのチャーリーは、生計を立てる為に人気の中古のロボットを買ってロボットボクシングをしていた。
貧乏で金がない為、元コーチのジムに転がり込み、そこの娘と一緒にロボットをメンテナンスをしながら、裏舞台の様なリングで稼いでいた。
ある日、元妻が亡くなったとの知らせと共に、息子のマックスがやってきた。マックスの親権は、元妻の姉夫婦が得ることになっていたが、借金まみれのチャーリーは、金持ちである夫婦に、親権を金で売ると持ちかける。

 

<総評>
スリル・★★☆☆☆
アクション・★★★☆☆
ストーリー・★★★★☆
感動・★★★☆☆
ディスク版吹き替え・有


よるある、ロクデナシの父親が息子と一緒に過ごすうちに父性に目覚める話。
時代背景は(当時の)未来。より過激な試合をするために、人間ではなくロボットを使って戦うことが人気な時代。
金がないチャーリーは、ぼろぼろのロボットしかなく、華やかな表舞台の試合ではなく、廃れた動物園で動物相手や廃棄寸前のロボットとの試合ばかり。大金をはたいて買った過去の人気モデル・ノイジーボーイもスクラップにしてしまう。
そこで見つけた、スパークリング用で頑丈だけが取り柄のアトムを拾う。
動きを真似する機能がついたアトムをマックスが気に入り、持ち帰って友達の用に扱う。
マックスがどうしてもと聞かない為、渋々アトムを試合に出すチャーリー。しかしそこで初勝利を収める。
動きを真似する機能(シャドー機能)を使い、マックスのダンスをシャドーさせてパフォーマンスを行い、アトムの認知度はどんどん上がっていく。
そしてついに表舞台の大会に参加する。
父親は本当に自分勝手なロクデナシでしたが、マックスやアトムを介して段々とまともになり、自身のボクシングをシャドーさせて戦うシーンはかなりスカッとします。
チャーリーとマックスの親子愛も必見。
ただ一つ気になったのが、最初に出てくる『元人気モデル』だったノイジーボーイ。
日本にあったと言って出してきたノイジーボーイには、不可解な日本語が書いてありました。
言わんとしていることはわかりますが、なぜロボットに【超悪男子】と書いてあるのか。
あと【末期】みたいなのも書いてあった気がします。
わかりますよ。何を言いたいのか、そして現したいのかは。
このロボットは強くて危険だぞ!みたいなことなんでしょう。
だけどあの漢字はおかしい。
日本が絡む映画は、大体日本がおかしい。
スタッフでもなんでも良いから、誰かアドバイスはできなかったのか?といつも疑問に思います。

 

おかしな日本が書かれた「ノイジー ボーイ」のフィギュア

アジョシ の感想

 

母子家庭で貧乏な少女・ソミは、同世代の友人もおらず、いつもいじめられていた。
ソミが慕っているのは、隣の家で質屋をしているチャテシクだけだった。
無愛想で冷たい『おじさん』だったが、次第にご飯を食べさせてくれたり優しくしてくれるようになった。
ある日家に帰ると、お母さんは口にガムテープを貼られ、太ももにドライヤーを当てられていた。
近くには怖そうな人たちもおり、ソミはそのまま連れ去られてしまう。

 

<総評>
スリル・★★★★☆
アクション・★★★★☆
ストーリー・★★★☆
感動・★★☆☆☆
グロさ・★★★☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

1990年の韓国映画。
主人公のチャ・テシクはウォンビン。
ソミはキム・セロン。
孤独な男が悪の組織に家族を奪われた少女を助ける、アジア版レオンのような作品。
チャテシクは元特殊工作員でめちゃくちゃ強い。
ソミの母親は踊り子のような事をしており、彼氏と一緒に麻薬や人身売買をしているマンソク兄弟を敵に回して殺されてしまう。ソミも拉致され、マンが喫茶の2階にある子供部屋に監禁される。
ソミを助けるためにチャテシクがマンソク兄弟の所に乗り込んでいき、壊滅させるというストーリーです。
この映画は悪役のキャラが素晴らしい。
マンソク兄弟の弟・ジョンソクに、兄弟に雇われた殺し屋のラムロワン(タナヨン・ウォンタクン(読み方は色々違った感じで書かれているのでどれが正解か不明))
個人的には、このラムロワンが一番ツボにハマりました。
イケメン・クール・穏やかな表情なのに冷酷という、まさに好みのキャラクター。一応吹き替え声優はついてますが、ほぼほぼ喋りません。一言二言くらいかな?とにかくクール過ぎる。 だけど優しい所もある。
チャテシクのアクションも素晴らしい。
そして感動もある!
今まで何回も見直している作品です。
なお、アジョシとは『おじさん』という意味のようです。

17歳のカルテ の感想

 

自殺未遂を起こし、日々の反抗的な態度から精神科病棟に入院させられたスザンナ。
そこで病棟を仕切っているリサと出会い意気投合。一緒に病棟を脱出して元患者仲間の家に転がり込むが、リサは彼女を追い詰めて自殺させてしまう。
リサの攻撃的な性格に恐怖を感じたスザンナは、次第にリサを嫌悪し、孤立してしまう。

 

<総評>
怖さ・★★☆☆☆
ストーリー・★★★☆☆
感動・★☆☆☆☆
青春・★★☆☆☆
ディスク版吹き替え・有


主人公のスザンナを演じるのはウィノナ・ライダー。黒髪のボーイッシュな女の子。
そして仲間を自殺に追い詰める程の攻撃性を持つ精神科病棟のリーダー、リサは若き頃のアンジェリーナ・ジョリー。
約21年前の作品で、当時アンジェリーナ・ジョリーは24歳くらい?
見た目は10代といってもおかしくないくらい若い。そして美人。
スザンナは病院でパーソナリティー障害だと診断される(本人には知らされないが、夜中にみんなで病室を抜け出してカルテを盗み見る)が、どうしても受け入れられない。クラスメイトの父親でもある教師と関係を持っていたり、ナンパについていったりと性には奔放な印象。
だけど受け身な性格で、始めはリサのカリスマ性に惹かれて仲良くするものの、入院仲間のトラウマをほじくり出したり刺激したりして自殺させしまう性格に恐怖を覚え、リサを反面教師として自身の病気を克服します。
スザンナは反抗的で有りながらも基本的には引っ込み思案で受け身。
途中、リサと仲違いをして責められたりもしますが、リサの言葉はあながち間違いでもなさそうな。結局脱走の時はリサに助けられて、スザンナは痛手を負わずに済みますしね。自殺があったりと中々後味が悪い所もありますが、なぜか何度も見てしまう不思議な映画。思春期という言葉がぴったりくる感じです。
若きアンジェリーナ・ジョリーを見るだけでも充分価値あり。

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア の感想

 

ヴァンパイアであるルイは、元々農場主の人間だったが、妻と娘を失い、自暴自棄になっている時にレスタトというヴァンパイアに出会う。
血を奪われ、ヴァンパイアとして生きるか、人間として死ぬかの選択を与えられたルイは、ヴァンパイアとして、そしてレスタトと共に生きる事を選ぶ。

 

<総評>
ストーリー・★★★★☆
怖さ・★★☆☆☆
グロさ・★☆☆☆☆
美しさ・★★★★☆
ディスク版吹き替え・有


1994年。約26年の少し古い映画。
この映画の面白いところは、ヴァンパイアがメインなのに『ヴァンパイアが現代のライターにインタビューされてそれに答える』という形で構成されている所。
若干、ユージュアルサスペクツの構成と似てますね。あくまでも話は全て語り部の一人称。
ルイ役はブラッド・ピット、そしてレスタト役はトム・クルーズ。
ブラッド・ピットは意外とあまり変わっていないが、トム・クルーズはとにかく美しい。
ヴァンパイアという美貌重視のキャラクターにぴったり。
ヴァンパイアになったルイは、レスタトと一緒に生きるが、どうしても人間を襲う事ができない。
レスタトは色々な方法でトレーニングさせるが、それを拒否して動物を食って飢えを凌ぐことしかできない。
そんな時、迷い混んだぼろやでペストで両親を失い、自身も死にかけている少女・クローディアと出会う。

レスタトは彼女をヴァンパイアに変え、ルイに世話係を任せる。
2人は親子の様に仲良くなり、次第に自分をこんな姿にしたレスタトを恨み、復讐しようとする。

少女・クローディアは、映画・ジュマンジのジュディ役のキルスティンダンスト。ジュディ役よりももっと幼いときの作品。とにかく可愛い。性格はちょっとアレだけど。
有名なヴァンパイアの特徴(死人の血は毒とか、日光に弱いとか)はちゃんと反映しつつ、若干数オリジナルの設定らしきものもあり?
ルイはヴァンパイアになった悲劇を語りたかっただけなのに、話を聞いて憧れを抱いてしまったライターにヴァンパイアにして欲しいと頼まれて激昂します。
人はどうしてヴァンパイアに憧れるんでしょうね。
神秘的だから?永遠の若さと美しさを得られるから?ただの興味?
18世紀末のレスタトはキザな感じであまり良い印象はありませんでしたが、見所はラスト。
トム・クルーズって本当にイケメンだ!と思った瞬間でした。

G.I.ジェーン の感想

 

アメリカの海軍情報局で勤務していたオニールは、男女差別雇用廃止を求めている議員の頼みで、海軍特殊部隊の訓練に参加する。
女であると理由だけで他の隊員には差別され、早く脱落しろと蔑まれる。
やっと仲間に認められ始めたある日、オニールは仕組まれたスキャンダルにより、脱退を余儀なくされるが──。

 

<総評>
アクション・★★★☆☆
ストーリー・★★★★☆
感動・★★☆☆☆
グロさ・★☆☆☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

1997年、今から約13年前に製作された映画。
以前はよく日曜洋画劇場などで放送されていました。
男女差別雇用廃止を求める議員の頼みで(恐らく本人にもそう思う所があったのでしょう)、屈強な男ですら大多数が脱落してしまうという海軍特殊部隊の試験に参加したオニール。
最初はロングへアーのままで、髪をまとめる事もしておらず、教官に怒られるシーンがあります。
確かにあんな訓練に参加するなら、最低限髪を結んでおけばいいのに……。
男達には女なんかと訓練できるか、同じ班にするなと仲間は外れにされたり、自分だけ台が用意してあったり、与えられた時間が長かったりと、優遇という名の差別に怒るオニール。遂には女を捨てる為に丸坊主にしてしまいます。

このシーンは当時よく流れていたので有名かもしれません。
訓練ももう少しで終了というところで同性愛スキャンダルに巻き込まれ、脱落の金を鳴らしてしまうオニール。
しかし、議員の計らいで訓練に復帰し、最後の訓練に参加します。
これを見て思ったのは、男女の完全平等化は難しいのではないか?ということ。
どんなに頑張っても体の作りが違うわけで、男ならトイレも小便器がメインでも良いが、女はいわゆる大便器が必須。
同じトイレを使うか否かは個人の判断でどうにでもなるとしても、生理や必要な医療は違うわけで。

女のお前がきたせいで婦人科医を入れなければならなくなったと文句を言われたりしていましたが、それはやむを得ないことであり、それが差別や優遇になるのなら、やはり完全平等は難しいというか不可能だなと思いました。
ただ、オニールはこの訓練に本気で参加しており、最後は見事仲間として認められ、みんなに受け入れられます。
若干痛そうなシーン(殴られたり怪我をしたり)はありますが、グロかったり怖かったりする様な作品ではありません。
一つ不満なのが、吹き替えの台詞がテレビ版とディスク版では違うところ。(声優は同じ)
吹き替えあるあるですが、決め台詞は統一して欲しかった。

チャーリーとチョコレート工場 の感想

 

老人4人と両親とぼろ屋に住むチャーリーは、おじいちゃん思いの優しい少年。

父親は歯みがき粉のキャップを締める仕事をしており、家はとても貧しい。

ご飯はいつもキャベツのスープ。
ある日、町にあるウィリー・ウォンカのチョコレート工場を見学できるイベントが行われた。
チョコレートに同封されている金のチケットを当てた子供(と保護者一名)だけが中に入れる。
金のチケットを当てるために、世界中でウォンカチョコを買い漁る事態が起こる。
次々と金のチケットが発見される中、チャーリーは行きたいと思いながらも半ば諦めていた。
何故ならチャーリーがチョコレートを食べられるのは誕生日の時だけ。
しかし両親が特別に、誕生日よりも前にチョコレートを買ってくれたのだが──。

 

<総評>
楽しさ・★★★☆☆
歌・★★★★☆
ストーリー・★★★☆☆
キャラクター・★★★☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

ウィリー・ウォンカを演じるのはジョニー・デップ。

彼の吹き替え声優と言えば平田広明さん。

ワンピースのサンジ等を担当している有名な声優ですね。

ジョニー・デップの声優はほとんど彼が担当していますが、何故か今回は藤原啓治。クレヨンしんちゃんの野原ひろしの声優です。(テレビ版は宮野真守さん)
だけどこのウィリーウォンカのキャラクターには、藤原啓治さんがピッタリ。

おちゃらけた感じがマッチしており、平田さんの声の感じではあの演技はミスマッチだったでしょう。
本編はチャーリーが工場内で出会う不思議な出来事なのでネタバレにはならないと思いますが、無事金のチケットを当てたチャーリーは、昔工場で働いていたというおじいちゃんと一緒に見学に参加します。
他には肉屋の息子のオーガスタス、ナッツ工場を経営している父を持つわがままお嬢様のベルーカ、勝ち組に拘るバイオレット、ゲーマーのマイクなど個性的な面々が揃っています。
工場で働いているというウンパルンパが歌や踊りでミュージカルチックな演出を見せてくれます。
なお、ミュージカル部分に関しては吹き替えであっても吹き替えされないのが一般的ですが、この作品は子供向けの為、ちゃんと歌も吹き替えされています。
曲はどれも明るくてノリが良い。
個人的には最初の人形が歌ってるやつが一番好きでした。
余談ですが、このチョコレートは、実際に販売されています。

当時は1枚約1000円と高め。そしてカロリーも高め。

チョコレートの中にパフとキャラメルが入っており、1枚のカロリーは約1000キロカロリーでした。
甘党にはおすすめですが、1枚食べきるのには数日かかる代物です。
なお、現在は輸入食品店やヴィレッジヴァンガード、一部スーパーでもよく見かけます。値段は下がって約500円程。ただ、残念なのが製造メーカーが変わったのか、味が落ちてしまった事。そして金のチケットは入っていない事です。高いのだから、無条件でチケット入れておいて欲しかったなと思った記憶があります。
映画は歌有り踊り有り、家族愛有りで、家族みんなで楽しめると思います。

ジュニア の感想

 

婦人医学を研究しているアレックス博士と産婦人科医も営んでいるラリー博士は、流産のリスクを減らすための薬を開発した。チンパンジーでの試験は成功したが、人間(妊婦)で試験をする許可を得る事ができない。
女性で試す事ができないならば、男性で試せばいい。そう思い付いたラリーは、アレックスに『ジュニア』と名付けられた冷凍卵子を、提供者に無断でアレックスを妊娠させる。

 

<総評>
コメディ・★★★☆☆
ストーリー・★★★★☆
感動・★★☆☆☆
ほのぼの・★★★★☆

 

シュワちゃんのコメディ映画。1994年に製作された少し古めの映画。シュワちゃんの吹き替え声優はお馴染み玄田さんです。
アレックスは無事に『ジュニア』と自分の精子で受精。
周囲には極秘で妊娠します。と同時に女性ホルモンも接種し、知人達には「太った」と偽り、他人には「スポーツの為に、騙されて男性ホルモンを打たれた」と説明し、男性的に見える女性として生活します。
妊娠期特有のホルモンのせいで、マタニティーブルーになったり、ラリーに帰りが遅いと怒ったり、心は女性の様になっていく。
その間、新しく研究所に来たダイアナと良い雰囲気になる。
互いに惹かれるが、ラリーが持ってきた『ジュニア』が、実はダイアナのものだったとわかり、更には男が妊娠するという女性の権利を冒涜する行為(ダイアナの台詞です)だと罵られてしまう。
これは昔見た映画で、確かテレビで見た気がしますが、忘れられずにDVDを探しだして購入した経緯があります。
無意識に段々女性化していくアレックスと、まるで旦那の様に付き添い、妻を宥めるように接するラリーのコンビが良い味をだしています。
シーンとしては特にまずい所はありませんが、妊娠のストーリーなので、子供向きではないかもしれません。

レッド・ドラゴン の感想

 

FBIの捜査官であるウィル・グレアムは、ハンニバルと一緒に殺人鬼の操作をしていた。ハンニバルの部屋にあるものから、彼が真犯人であると突き止めたが、それに気づかれたハンニバルに襲われて相討ちになる。
重症を負ったものの、一命をとりとめたウィルは、連続一家殺人『噛み付き魔』の事件を追う為に、一時的に復帰するが──。

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