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セブン の感想

 

ベテラン刑事のサマセットは、退職間際に新人刑事のミルズと組む事になった。
最後は穏やかに退職を迎えたいと望むサマセットだったが、ある殺人現場へ急行する様に命じられる。そこで見たのは、スパゲティに顔を埋めて死んでいる肥満の男だった。
勝手に食い過ぎて死んだんだろうと呟くミズルだったが、死体は両手足を拘束されており、犯人に無理矢理食事をさせられていたと気付き──。

 

<総評>
スリル・★★★☆☆
グロさ・★★★☆☆
ストーリー・★★★☆☆
ラスト・★★☆☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

セブン──つまり、七つの大罪をモチーフにした映画です。
七つの大罪とは、カトリックの用語で


①傲慢
②物欲
③嫉妬
④怒り
⑤色欲
⑥大食
⑦怠惰


を指します。よくアニメや映画、ゲームの設定でも使われますね。
鋼の錬金術師でも、ホムンクロス達が七つの大罪をモチーフにしています。初期の有名どころではラストが色欲、グラトニーが大食、エンヴィーが嫉妬などです。
話は戻して、初めはただの猟奇殺人だと思われていましたが、現場に残されていた『GLUTTONY(大食)』や『GREED(物欲)』と書かれたメモから、犯人は七つの大罪をなぞって殺人を犯しているのだと気付きます。
サマセット役はモーガン・フリーマン、ミルズ役はブラッド・ピット。
役名は伏せますがケヴィン・スペイシーも出演しています。
モチーフは映画やマンガなどで馴染み深い七つの大罪で、その表現の仕方もなかなか分かりやすい。ホラー要素もサスペンス要素も高いですが、物語性としてはやや足りない。オチがイマイチで、犯人の動機や正体が全く不明なんですよね……。なかなかにすっきりしない作品でした。