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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 の感想

 

ある日突然春日部にオープンした「20世紀博」
そこは昭和を生きた大人たちの「懐かしい」が詰め込まれた、大人向けのテーマパーク。
中には憧れのヒロイン・ヒーローになれるスタジオ・昔の給食を食べることができる食堂・子供の頃に遊んだメンコやコマで遊べる広場などがあり、大人たちはみんな通いつめている。
「懐かしい」を知らないしんのすけ達子供はつまらなくて、何がそんなにいいのかわからない。
そんなある日、20世紀博からの大事なお知らせをTVで見た大人たちは子供に返り、しんのすけたちをおいて20世紀博に行ってしまった。
大人だけの国、大人帝国を作るつもりだと気づいたしんのすけたちは、20世紀博の追っ手をかいくぐり、両親達を助けるために向かう・・・・。


<総評>
ストーリー・★★★★★
スリル・★☆☆☆☆
ファンタジー・★★★☆☆
感動・★★★★☆

笑い・★★★☆☆

クレヨンしんちゃんの不動の名作。どちらかといえば大人向け。
それでも子供には、しんちゃんたちのギャグテイストが受け、大人にはひろし達の心情がシンクロするだろう。とにかくこの映画はアニメなのに深い。
20世紀には、夢の21世紀とまで言われた時代なのに、世の中は悪くなる一方。
あの頃の憧れの21世紀を作ると立ち上がった、イエスタデイワンスモアという組織のチャコとケンの陰謀により、しんのすけたちは両親を奪われてしまう。
どんなに声をかけても、自分達をわが子だと認識してくれない両親達。
園長先生のバスを盗み出し、自力で20世紀博に向かう様子はギャグアニメらしい。
その後、迷子ワッペンで子供時代を堪能しているひろしを見つけ、「今」を思い出させるシーンは、きっと子を持つ親なら(当時はまだ未成年だった自分も)涙すると思う。
まだ見ていない人はぜひ見てほしい。きっと、色々切ない気持ちになると思います。