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G.I.ジェーン の感想

 

アメリカの海軍情報局で勤務していたオニールは、男女差別雇用廃止を求めている議員の頼みで、海軍特殊部隊の訓練に参加する。
女であると理由だけで他の隊員には差別され、早く脱落しろと蔑まれる。
やっと仲間に認められ始めたある日、オニールは仕組まれたスキャンダルにより、脱退を余儀なくされるが──。

 

<総評>
アクション・★★★☆☆
ストーリー・★★★★☆
感動・★★☆☆☆
グロさ・★☆☆☆☆
ディスク版吹き替え・有

 

1997年、今から約13年前に製作された映画。
以前はよく日曜洋画劇場などで放送されていました。
男女差別雇用廃止を求める議員の頼みで(恐らく本人にもそう思う所があったのでしょう)、屈強な男ですら大多数が脱落してしまうという海軍特殊部隊の試験に参加したオニール。
最初はロングへアーのままで、髪をまとめる事もしておらず、教官に怒られるシーンがあります。
確かにあんな訓練に参加するなら、最低限髪を結んでおけばいいのに……。
男達には女なんかと訓練できるか、同じ班にするなと仲間は外れにされたり、自分だけ台が用意してあったり、与えられた時間が長かったりと、優遇という名の差別に怒るオニール。遂には女を捨てる為に丸坊主にしてしまいます。

このシーンは当時よく流れていたので有名かもしれません。
訓練ももう少しで終了というところで同性愛スキャンダルに巻き込まれ、脱落の金を鳴らしてしまうオニール。
しかし、議員の計らいで訓練に復帰し、最後の訓練に参加します。
これを見て思ったのは、男女の完全平等化は難しいのではないか?ということ。
どんなに頑張っても体の作りが違うわけで、男ならトイレも小便器がメインでも良いが、女はいわゆる大便器が必須。
同じトイレを使うか否かは個人の判断でどうにでもなるとしても、生理や必要な医療は違うわけで。

女のお前がきたせいで婦人科医を入れなければならなくなったと文句を言われたりしていましたが、それはやむを得ないことであり、それが差別や優遇になるのなら、やはり完全平等は難しいというか不可能だなと思いました。
ただ、オニールはこの訓練に本気で参加しており、最後は見事仲間として認められ、みんなに受け入れられます。
若干痛そうなシーン(殴られたり怪我をしたり)はありますが、グロかったり怖かったりする様な作品ではありません。
一つ不満なのが、吹き替えの台詞がテレビ版とディスク版では違うところ。(声優は同じ)
吹き替えあるあるですが、決め台詞は統一して欲しかった。